な(5)

菜種菜(なたねな)
〔植〕アブラナの別称。
雪崩雪(なだれゆき)
なだれて落ちる雪。<[季]春>
生学生(なまがくしょう)
未熟な学生(がくしょう)。年功を経ない学生。大鏡(序)「父が――に使はれ奉りて」
入我我入(にゅうががにゅう)
(1)〔仏〕密教で、如来の身口意の三密が我に入り、我の身口意の三業が如来に入り、一切諸仏の功徳をわが身に具足すること。(2)(汝か我か、我か汝かの意から)どちらとも解されること。不得要領または無茶苦茶の意に用いる。風来六部集「蟹の竪やら横道やら、――へとちりあべこべ」
人非人(にんぴにん)
(人であって人でないの意)(1)[仏]天竜八部衆の総称。特に、そのうちの緊那羅の別称。(2)人間以下のもの。特に、人の道にはずれたことをする人間。ひとでなし。平家物語(1)「この一門にあらざらん人は――なるべし」