実現可能局面数(5)

さらにと金を配置します。ちょっと大変になってきたので、王手放置を無視します。

  • 歩2 315828
    260444 (12/24 修正)
  • 歩1 16455
    • と金1
      残り22マスにと金を1枚配置
      16455\times22\times2=724020
    • 持駒1
      持駒の分配は駒数+1
      16455\times2=32910
  • 歩0 456
    • と金2
      残り23マスにと金を2枚配置
      456\times\({{23}\atop~{2}}\)\times2^2=461472
    • と金1+持駒1
      残り23マスにと金を1枚配置し、1枚は持駒
      456\times23\times2=20976
    • 持駒2
      持駒の分配は駒数+1
      456\times3=1368

残りのマスをZとすると、金、銀、飛、角を配置する組み合わせは次の通り。
3$ \bigsum_{g=0}^2 \({{Z}\atop~{g}}\) 2^g (3-g) \bigsum_{s=0}^2 \({{Z-g}\atop~{s}}\) 4^s (3-s) \bigsum_{r=0}^2 \({{Z-g-s}\atop~{r}}\) 4^r (3-r) \bigsum_{b=0}^2 \({{Z-g-s-r}\atop~{b}}\) 4^b (3-b)\}

玉と歩の配置により残りのマスが

  • 23となるのは、持ち駒2の場合で1368通り。
  • 22となるのは、持ち駒1の場合で(32910+20976)=53886通り。
  • 21となるのは、持ち駒なしの場合で(315828+724020+461472)=1501320通り。

また、上記のZに23,22,21を代入すると、

  • 23:27,504,706,808,745
  • 22:18,297,328,956,141
  • 21:11,909,473,801,677

したがって、それぞれの場合の積の和を取ればよいから、
3$N < 18,903,527,514,978,690,726 < 1.9\times10^{19}
と評価できます。

<追記>
上記の評価では先手番のみでしたので、これを2倍して
3$N &lt; 3.8\times10^{19}
が正解。
</追記>